新「ツイン・ピークス2017 The Return」 第17話の感想【その2】
スポンサードリンク
4. ナイドの正体とは?
裕木奈江さんが健気に演じていたナイド。
目も隠されていて顔もわからないし、セリフもないのに、その存在感といったら、このツインピークスリターンの中で、飛び抜けて目立つ役だったように思います。
さて、第17話で、とうとうナイドの正体がやっとわかったんです。
実は… その正体とは….
本物のダイアンが、ナイドに姿を変えられていたのでした。
#TwinPeaks' return wasn't just a masterpiece – it may be the most groundbreaking season of TV ever https://t.co/266hUmEv8f
— Rolling Stone (@RollingStone) September 4, 2017
そう、ドッペルゲンガーのダイアンは、ブロンドで、いつも不機嫌で怒っていて、Fワードを連発するとんでもない嫌な女でした。
その嫌な偽のダイアンは、第16話で、FBIのアルバートたちに銃で撃たれ、そしてそのままブラックロッジへ戻り、完全に消滅してしまいました(金のボールになって)。
まさか、ナイドがダイアンだったなんて!と、すごーく意外な気がしたんですけど、実は、ナイドという名前にその正体が隠されていたって事がわかりました。
ナイド をアルファベットで表すと NAIDO です。
後ろから読むと ODIAN → O DIAN …
そう、「オー ダイアン」 だったんですね(笑)。
全然気が付きませんでした(笑)。
本物のダイアンは赤毛で、そして、あの高慢ちきなブロンドのダイアンとは大違い。 愛と優しさが溢れている素敵な女性です。
ローラ・ダーンがそれを見事に演じ分けているのです。
ブロンドが赤毛に変わっただけじゃなくて、ほんと人柄が全然違うのが明らかにわかるんです。
わ〜 ローラ・ダーンの演技力、本当にすごいです。
ただ、クーパーとダイアンは、お互い愛し合っていたという筋書きなんですけど、でも、ここで疑問が湧き上がります….
以前のシリーズでは、全くそういう話しはなかったですよね。
というか、以前はダイアンが本当に存在しているのかどうかさえわからないような感じでした。
それに、クーパーは、アニー(ヘザー・グレハム)と愛し合っていたはずでした。
アニーとの関係は一体何だったのでしょうね?
アニー役のヘザー・グレハムが本作には出演できなくなったので、その代りにダイアンとのロマンスに内容をすり替えた? という事だったのでしょうか?
5. クーパーが向かった先は?
スポンサードリンク
大きなヤカンの蒸気を通じて、フィリップ・ジェフリーズと話ししたクーパーは、彼にお願いしてまた別の場所(時間)へ移動させてもらう事になったのです。
それは、なんと 1989年2月23日のツイン・ピークスでした。
何故、クーパーはその日に戻ってきたのでしょうか?
実はこの日こそが、ローラ・パーマーはキラーボブに乗り移られた父親によって殺された日でした。
クーパーは、ローラが殺される前に彼女を助け出そうとしたのでした。
ジェームスのバイクで、夜の森にやってきたローラ。 ジェームスと別れて一人で森の中に居る彼女を、クーパーは見つけます。
そして、ローラの手をひいて彼女をそこから連れ去ろうとするのでした。
ローラは途中でクーパーの手から離れ、叫び声だけを残しながら姿を消してしまうのですが、これが、将来を大きく変える出来事になったのです!
これにより、湖で見つかったローラの死体は消えてなり、ローラが死なないという筋書きに歴史が書き換えられたという事になります。
ローラの死に関連して引き起こった数々のツインピークスのドラマで語られたような事が起こらなかったという事なので、このドラマの全てを覆すような、画期的な出来事なのです!!!
ただ、キラーボブの存在はそのまま残ったままです。
そして…ローラ・パーマーが死ななかった場合の筋書きが、最終話第18話で語られるのです!
絶対、最終話は見逃せないですよ!
スポンサードリンク