新「ツイン・ピークス リターン」は、前作からストーリーが引き継がれているのですが、その中でもよく理解できなかったのが、この「ブルーローズ」という存在でした。
スポンサードリンク
新「ツイン・ピークス リターン」の第12話では、FBIのエージェントのアルバート(ミゲル・フェラー)がそれについて説明してくれたので、その内容が少しわかってきました。
「ブルーローズ」について話す前に、「プロジェクト・ブルーブック」について説明をしておく必要がありますので、それも含めてご紹介していきます。
「プロジェクト・ブルーブック」とは?
新ツイン・ピークスの第一話から最終話までの毎話ごとの【あらすじとネタバレ感想】は、こちらからどうぞ → 【新ツイン・ピークス2017】あらすじと感想まとめ
「プロジェクト・ブルーブック」とは、1952年に始まり、1969年に終了されるまで、UFOのような存在が、アメリカの国家安全保障へ問題があるかどうかを調査するために、アメリカ空軍によって結成されたプロジェクトです。
驚くべき事に、この「プロジェクト・ブルーブック」は「ツインピークス」の物語の中だけではなくて、実際にアメリカ政府に存在したプロジェクトでした。
結局、「国家を脅かすような、UFOのようなものは存在しなかった」という事で、このプロジェクトは閉鎖される事になったのですが、それはもちろん口実にすぎず、実際にはいろいろな事象が目撃されていたのです。
それらについては、インターネット上でも詳しい内容を見る事ができるのですが、そこには、約1万2600件以上のUFOの目撃情報などが、事細かに記録されています。
ここでは詳細は省きますが、この世には、地球外生物の存在が確かに存在する事を証明するちょっと怖い内容なんです….。
秘密部隊「ブルーローズ」 とは?
スポンサードリンク
一方、「ブルーローズ」は、「プロジェクトブルーブック」にちなんで、「ツイン・ピークス」の物語の中で名付けられた架空の存在です。
「プロジェクト・ブルーブック」が、実在した内容だっただけに、「ブルーローズ」との関連がややこしいものになってきましたが、ここからは「ツイン・ピークス」の中でのみ存在する話になります。
「プロジェクトブルーブック」に関わっていた人たち
ウインダム・アール
ツイン・ピークス2で登場した、FBIのウインダム・アールは、「プロジェクトブルーブック」の一員だったのですが、「ブラックロッジ」の存在を探している間に、狂気を帯びてきてしまったために、このプロジェクトからは解任されてしまいます。
ガーランド・ブリックス
ボビーの父親・ガーランド・ブリックス(ドン・S・デイビス)は、かつて空軍に所属し、プロジェクト「ブルーブック」の監督をする立場にあり、「ホワイトロッジ」の存在を探していて、姿を消す事になってしまったのです。
「ブルーローズ」のメンバーは?
正式に「ブルーブックプロジェクト」が閉鎖された後、FBIの捜査官、フィリップ・ジェフリー(デビッド・ボウイ)の後を引き継ぐ形で、ゴードン・コール(デビッド・リンチ)が、チェスター・デスモンド、アルバート・ローゼンフィールド、デール・クーパー(カイル・マクラクラン)によって結成したのが、秘密部隊「ブルーローズ」でした。
この「ブルーローズ」は、「ブルーブックプロジェクト」が捜査していたような、科学的には説明できないような事件を取り扱うために結成されたチームでした。
ローラ・パーマーの殺人事件の前に起こった、テレサ・バンクスの殺人事件を描いた、映画「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最後の七日間」では、「ブルーローズ」のFBIのメンバーの活動が詳しく描かれていました。
彼等は、テレサバンクスの殺人事件を「ブルーローズ」に関る事件として、調査していたのです。
その後、ローラ・パーマーの殺人事件が発生し、それも「ブルーローズ」に関するものだということで「ブルーローズ」の一員でもある、クーパーが捜査にあたる事になったのです。
これについては、こちらの記事もご参照下さい。↓
「ブルーローズ」に新たに入る二人
今回、FBIの新しい女性捜査官のタミーが「ブルーローズ」の一員に加わる事になりました。
WEST COAST: You can stop avoiding spoilers, #TwinPeaks #Part11 STARTS NOW! pic.twitter.com/zxyyyJJFh3
— Twin Peaks (@SHO_TwinPeaks) July 24, 2017
アルバートが言っている通り、この「ブルーローズ」のメンバーの中で、今も存在しているのは、自分だけだという事、それくらい、この「ブルーローズ」のメンバーになる事は、命にもかかわる位大変な事なんだって事ですよね。
アルバートも、いつも自分の身の危険を感じながらも、忠実に任務をこなしていますよね。
また、クーパーの元秘書のダイアン(ローラ・ダーン)はもうFBIには属していないけれど、一緒にやらないかって声をかけられて入る事になりました。
ダイアンの元には、誰か不明の人から秘密のメッセージが送られてきています。それをアルバートも不審に思いつつも、彼女を「ブルーローズ」に誘っているんです。
ダイアンの存在も、相変わらず謎ですね…。
「ブルーローズ」に含まれる別の意味
また「ブルーローズ」には、ある意味が含まれているようです。
自然界では「ブルーローズ(青いバラ)」は、存在しないものです。
そういう事から、「ブルーローズ」は達成する事ができないような状態を意味する言葉としても使われているようです。
ということは、この秘密部隊「ブルーローズ」は、決してその謎を解決する事ができないという事を暗示している、という事でもあるのでしょうか?
全18話に加えこのボックス限定約8時間の特典映像が含まれています。
スポンサードリンク