新「ツインピークス リターン」が、WOWOWで1話から4話が放映されましたが、初めてツインピークスを見る人はもちろん、以前のツイン・ピークスを見ていた人も、一体何が起こっているのか、ついて行けない人の方が多かったのではないか、と思います。
そこで、新「ツインピークス リターン」が、前作からどうつながっているのかを、ネタバレありで、旧「ツインピークス」のあらすじと、新「ツインピークス リターン」の9話までのストーリ―をまとめながら、わかりやすく説明していきます。
ツインピークスをこれから初めてご覧になる方も、これを読めばその全貌がわかるようになるのでは!と思います!
新ツイン・ピークスの第一話から最終話までの毎話ごとの【あらすじとネタバレ感想】は、こちらからどうぞ → 【新ツイン・ピークス2017】あらすじと感想まとめ
旧「ツイン・ピークス」のストーリーまとめ
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個性的な登場人物が多いの魅力の「ツインピークス」ですが、そのためにストーリーがこんがらがって、余計に訳がわからなくなってしまうので、それら枝葉を削ぎ落とした、完結な内容にまとめてみました。
ツイン・ピークスという小さな田舎の町で、女子高生の死体が発見されました。 その女子高生の名前はローラ・パーマー(シェリル・リー)。
ローラは通っていた高校で、1番可愛いと評判の美貌を持つ、学校でも町でもいつも注目を浴びている人気者でした。
そんな彼女が殺されたので、小さな町は大騒ぎになります。
でも、実は彼女が殺される前に、テレサ・バンクスという別の女子高生の殺人事件が起こり、その捜査で来ていたFBIの捜査官が行方不明になるという事件が起こりました(これは、映画「ローラ・パーマーの最期の七日間」で細かく語られています)。
FBIは、FBIの捜査官が行方不明になった事実を重く見ていました。
その上で、また別の女子高生「ローラの殺人事件」が起こったので、FBIの捜査官の失踪と、このローラの事件のつながりなどを捜査するため、再度 FBIの捜査官を派遣する事にしました。
その任務をする事になったのが、FBIの捜査官(エージェント)デール・クーパー(カイル・マクラクラン)だったのです。
優秀なFBIの捜査官であるクーパーは、地元の有力者が経営するホテルに泊まり込み、地元の警察とも密に連携しながら、ツイン・ピークスの人々を細かく捜査していきます。
そして、この小さな平和そうに見える町には、多くの闇が隠されていること、可愛くて純真なローラには、とんでもない裏の顔が隠されている事、等がだんだん見えてきたのです。
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ここから前作のネタバレになりますので、知りたくない人はご注意下さいね。
実は、ローラは両親に内緒で、売春をしたり、ドラッグを使ったりしていました。
何故ローラがそんな事をしなければならなかったのか… その裏には、彼女の所にやってくる、恐ろしい「キラーボブ」という存在があったからでした。
ローラは「キラーボブ」に悩まされていて、それから逃れる方法として売春やドラッグに走るようになってしまったのです。
ところがある日、ローラは自分を悩ませている存在が、自分の父親だった事を知ってしまうのです。
日記のページが引きちぎられて、なくなっている部分なども、ドラマ同様、忠実に再現されているのです!
今回の新「ツインピークス リターン」でも、引き続きローラの日記がとても重要な働きをするのです。
そして、ついにはローラは自分の父親の手で殺される事になってしまいました。
では何故、ローラの父は自分の娘を殺さなければならなかったのかのでしょうか?
実は、ローラの父親は悪の存在「キラーボブ」に取り憑かれて、完全にコントロールされていたので、自分がやった事がわからないまま、殺人を犯してしまったのです。
そして、一見平和そうに見える、のどかな「ツインピークス」の町を支配しているのが、この「邪悪な存在」である事が、だんだんわかってきます。
FBIのエージェントクーパーは、ツイン・ピークスでの捜査を続けていく内に、ついには、この邪悪な存在がどこから来ているのか? を探し当てる事になります。
それが、赤い部屋(ブラックロッジ)の存在です。
それは、「この世」と「あの世」を結ぶ、中間地点のような存在の場所で、悪が支配している場所なのです。
そこには既に亡くなった人もいれば、クーパーのように、まだ生きているのに、ふとそこにたどり着いてしまった人もいます。
クーパーは、たまたま「ブラックロッジ」へ入り込んでしまったため、そこで邪悪な「ボブ」に体を乗っ取られてしまうのです。
というのが、前作ツイン・ピークスのまとめになります。
いよいよ次のページでは、前作が「新ツインピークス リターン」にどうつながっていく事になるのかを、できるだけわかりやすく解説していきます!
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