NHKで、2017年10月1日から放映中のドラマ「THIS IS US/36歳これから」は、2017年エミー賞の作品賞にもノミネートされた感動作。
現在放映しているのはシーズン1で全18話あり、続編のシーズン2は現在アメリカで放映中、そしてシーズン3へと続いていきます。
このドラマは、ある家族が歩いてきた日々を描いたものなので、よくドラマに出て来るような「殺人事件」や「派手な出来事」等は出てきませんが、何故こんなに人気があるのかというと、この中に現在アメリカが抱えている問題の縮図と、人間愛がたっぷり描かれているからなのです。
どのエピソードにも、じんわりと心が暖かくなるような内容が満載です。
「THIS IS US/36歳これから」のあらすじと登場人物・キャストの紹介に加え、ドラマを見るべき理由を3つ、順番にご紹介していきます。
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「THIS IS US/36歳これから」のあらすじ
このドラマの主要テーマは、アメリカの「ある夫婦とその3人の子供」 の人生です。
Without Randall, there wouldn’t be a Big Three. Without Randall, the Pearson family would not have been complete. ❤️ #ThisIsUs #WorldAdoptionDay pic.twitter.com/qimjN9xkMw
— Mandy Moore (@TheMandyMoore) November 9, 2017
夫婦が、子供を育てていく様子を描くのと同時に、その3人の子ども達が36歳の誕生日を迎えた後の人生が、つまり過去と未来が並行して描かれていく点がこのドラマの大きな特徴です。
今から36年前、ある若い白人の夫婦は三つ子を授かるのですが、3つ子の内の一人は、生まれた時に死産で亡くなってしまいます。
ちょうどその時、道路に捨てられていた生まれたばかりの黒人の赤ちゃんも病院にいました。若い夫婦二人は、亡くなった自分の子供の代わりに、その黒人の子も自分の子供として育てる事にするのです。
同時に3人の子を育てる事だけでも大変なのに、自分と血のつながらない、それも人種も異なる子供を育てる事は本当に大変です。
でも心優しい夫と妻は、色々な困難を必死に乗り越えながら、3人を愛情を持って育てていくのです。
「THIS IS US/36歳これから」の登場人物
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父親:ジャック(マイロ・ヴィンティミリア)
ジャックを演じているのは、日本人俳優マシ・オカの出演でも話題になった、ドラマ「ヒーローズ」(2006-2010)の主演でブレイクした マイロ・ヴィンティミリア。
MOM AND DAD! ❤️ #ThisIsUs pic.twitter.com/AezweL6bJx
— This Is Us (@NBCThisisUs) October 20, 2017
心優しく、3人の子供を愛する素晴らしい父親を演じて、2017年エミー賞の最優秀男優賞でもノミネートされました。
ヒーローズの頃も素敵でしたが、このジャック役では、すっかり成熟した男性の魅力が満開です!
この父親役が、涙が出る位素晴らしいので、 このドラマを見た人が、みんなジャックの事を好きになってしまうんじゃないか?っていう位、素敵な父親を演じています。
母親:レベッカ(マンディー・ムーア)
母親レベッカを演じているのは、かつてはアメリカのアイドル的存在だったマンディー・ムーア。
3人の子供を一生懸命育てようと努力する、優しく強い母親で、また、優しい夫のジャックとは、いつもラブラブで、見ていてとても微笑ましい感じです。
今も可愛い風貌は昔のままですが、マンディー・ムーアがこんな母親役を演じるようになったんだな〜と時代の流れを感じます。
ケビン(ジャスティン・ハートリー)
双子の一人の男の子である、ケビンを演じているのは、ドラマ「リベンジ」にも出演していた、イケメン俳優のジャスティン・ハートリーで、日本語吹き替えを高橋一生さんが担当している事でも話題です。
Enjoy your morning coffee with @justinhartley and The @TODAYshow! Catch him during the 10 o'clock hour. #ThisIsUs pic.twitter.com/lGuRaKJJd1
— This Is Us (@NBCThisisUs) October 3, 2017
ジャスティン・ハートリーが演じているケビンは、背が高くてハンサムですが、自分にはあまり自信がありません。双子のケイトがいないと、何も自分では決められないような感じ。
現在はテレビで人気のコメディドラマの主演をする俳優として成功しているのですが、今のままでいいのか、自分の人生に疑問を持ち始めています。
ハンサムなのに、自分に自信のない不器用でナイーブな様子をいい感じで演じています。
ケイト(クリスティー・メッツ)
ケイトを演じているのは、クリッシー・メッツ。 太めのケイトを生き生きと演じて、アメリカではこの役で大ブレイクして、エミー賞他、ゴールデングローブ賞でもノミネートされました。
右がクリッシー・メッツで、左はケイトの子供時代を演じていた女の子です。
Two of our favorite Kates in this world! #ThisIsUs pic.twitter.com/XYMrtD7X8d
— This Is Us (@NBCThisisUs) October 13, 2017
クリッシー・メッツが演じているケイトは、双子の女の子の方で、子供の頃から太めなのがコンプレックスで、大人になった今もその体型のまま。
双子のケビンとはいつも一緒で、離れられないソウルメイト的な存在。ケイトはケビンのマネージャー的な仕事もしています。
ケイト役のクリッシー・メッツは、身長165cmで体重181kgなので、この体重だけを見ると 「ギョッ!」とする方もいるかもしれませんが、本当に素敵な女性なんです。
彼女の現実の人生も、このケイト役にかぶるところがあるらしく、それが役に上手に生かされたのでしょうね。この役を通じて、全世界の「太めの女性」に勇気を与える存在になってくれたんじゃないかなって思います!
ランダル(スターリング・K.ブラウン)
繊細なランダル役を情緒たっぷりに演じているのは、スターリング・K.ブラウン。 数々の映画やドラマでも活躍中の黒人俳優で、2017年エミー賞・最優秀俳優賞を受賞しました。
https://twitter.com/NBCThisisUs/status/922996835844702208
スターリング・K.ブラウンが演じているランダルは、家族とは血のつながりがないのですが、暖かい家族に囲まれてすくすくと育って生きいます。
子供の頃からとても頭がよく、今は立派に仕事を持ち、結婚し、子供も二人いて幸せな生活を送っているのですが、そんな彼の前に、生まれたばかりの自分を捨てた本当の父親が現れるのです。
ところで…
スターリング・K.ブラウンがエミー賞を受賞した事に文句を言うつもりはないのですが、私としては、同じくエミー賞で最優秀俳優賞にノミネートされていた、父親ジャックを演じたマイロ・ヴィンティミリアの方が良かったんじゃないか、って思ってしまいました。
スターリング・K.ブラウンのファンの皆様、ごめんなさいね。
ではでは続いて、「THIS IS US/36歳これから」を見るべき大きな理由を3つご紹介していきます。
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