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映画「ゴールド/金塊の行方」の感想

この映画、実話を元にしたものですが、なんでみんな騙されてしまったのか、すごく不思議で仕方ありません。

普通だったら、金が出てきてそれを加工したりという工程も必要なのに、それについてはどうなっていたのでしょうか?

金が埋蔵されている事を示す「金の岩のサンプル」、これは高名な地質学者が作ったものだったのですが、それを見て金がいっぱいあるんだ!と、みんなコロッと騙されてしまったのです。

そして、掘ればもっと出てくるぞ〜なんて、話がどんどん大きくなって、60億ドル相当のありもしない、偽の金鉱を作りあげていったというわけなのです。

あの、リーマン・ブラザースでさえ、この金鉱の発見を「世紀の大発見だ!」と大騒ぎしていたそうですから、どんなに人間って騙されやすいんだ…ってことがわかりますね。

この事件は、人類至上最大の「鉱山詐欺事件」とされているようです。

【超ネタバレ注意】実話映画「ゴールド」のあらすじと感想!

画像:pixabay


インドネシア政府による介入で、金がないことがはっきりしてしまったのですが、もしそれがなかったとしても、遅かれ早かれ詐欺はあばかれることがわかってたはずだし、この地質学者の男、一体何を考えていたんでしょうね…。

自分が思っていたより詐欺の規模がどんどん大きくなって、いつばれるだろうと、内心ビビっていたのでしょうか?

ばれる前にトンズラしようって思っていたのかもしれないけど、やっぱりそうは甘くなかったですよね。

マシュー・マコノヒーが演じたケニー・ウエルズの実際のモデルは、カナダ人のデビッド・ウオルシュで、カナダの Bre-X 社の創設者でCEOだったのですが、完全にマイケルに騙されていた被害者と言うことで、無実のままつかまることはなかったようです。

映画では、最後に地質学者のマイケルがケニー宛てに小切手を送ってきてくれていたけど、実際の所はどうだったのでしょうね…。

ただ、この会社の株を購入して、お金を失った被害者が大勢いたはずだし、色々な後始末もあっただろうし、その後の人生は大変だったのではないかなと思います。

結局、1998年 52歳の時に動脈瘤で亡くなったそうです。

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映画「ゴールド/金塊の行方」主演のマシュー・マコノヒーの驚異的な変身

マシュー・マコノヒーの役者魂に脱帽

私達は映画を見て、好き勝手言っていればいいだけでほんと気楽だけど、そこで演じている俳優って、もちろん稼ぎもとんでもない位の金額もらっているとは思いつつも、こんなに一気に太ったりやせたりするのは、本当に大変だろうな…と、今回の映画「ゴールド」のマシュー・マコノヒーを見て実感しました。



マシュー・マコノヒーって、イケメンという代名詞がありながらも、元々ワイルドな演技派俳優だ、とは思っていたものの、今回のように、お腹がぽっこり出ただらしない体型と、薄くなった禿げ上がった頭や、前歯ガタガタの悲しい中年男の姿になって、その姿を映画でさらしているのを見ると、本当によくやっているな〜と彼の努力を賞賛したくなりました。

チーズバーガーとビールで23キロ増量

今回、約23キロ近くも増量したそうですが、その為に約6ヶ月間かけて、その間はいつでも何でも好きなものを食べてもいいという環境だったそうです。

いつもは、もっとダイエットに気をつけなければいけないためなのか、太るというのは、とっても楽しいプロセスだったということでした。

特に、チーズバーガーを食べながらビールをたくさん飲むという食事が良かったみたいです。 アメリカ人の大好きなこのコンビネーション、やっぱり太るのに最適だった、ってことを証明していますね。

【超ネタバレ注意】実話映画「ゴールド」のあらすじと感想!

画像:pixabay


そういえば、かつて、俳優のロバート・デ・ニーロも、何かの映画でかなり太る必要があったのですが、その時もビールを飲んで体重を増加させた、と言っていたのをふと思い出しました。

ビールって、そんなにカロリーがないように思っていたけれど、それだけ太るってことは飲み過ぎには要注意ってことですね。

頭頂部を薄くするために、髪の毛を剃り上げたそうですが、イケメンだったとしても、髪の毛と体型次第ではそうじゃなくなってしまうんだなって、改めて今回のマシュー・マコノヒーを見て実感しました。

こんなに太ってしまって、元に戻すのは大変じゃないか…と思ったのですが、映画の撮影が終わるや否や、早速断食減量を始め、もうすっかり元に戻ったそうです!

やっぱりプロってすごいです。

自分も減量しないとって思っていても、なかなか実行できないのが言い訳にすぎないって、ちょっと恥ずかしくなるような感じです。

映画「ゴールド/金塊の行方」の評価は?

こんな事が本当にあるんだな〜信じられない!というような、ショッキングな実話なんですけど、映画としてそれほどすごい感銘を受けるという事はなかったな、という感じでした。

いろいろ情報あいうえお 【映画の評価基準】について

私の評価は C です。

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