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クーパーの元秘書ダイアンとはどういう女性なのか?
予想を裏切るダイアンの姿
前作のツイン・ピークスでは、クーパーがテープレコーダーに声を吹き込んで、ダイアンに伝言をする姿がとても印象的でした。
あれを見た人は誰もが、「ダイアンというのは、とても有能で性格も素晴らしく、完璧に仕事をこなす理想的な秘書なんだろう」という印象を持ったと思うのです(少なくとも私はそうでした)。
ところが、今回出てきた秘書のダイアンは、イメージが全然違うローラ・ダーンだったし、その上、そのダイアンの性格がかなり滅茶苦茶で、想像を完全に裏切るタイプだったのです。
Last week, they found a certain person to look at Cooper. Part 7 of #TwinPeaks STARTS NOW! pic.twitter.com/k79toqOhv4
— Twin Peaks (@SHO_TwinPeaks) June 19, 2017
とにかく、このダイアン、何が面白くないのか、口を開けば「Fワード(F◯◯◯)」を使いまくるのです。
今回新たにわかった事は、
- ダイアンはクーパーの事が好きだった事
- 二人が最後に会った夜に何かがあった事
です。
ダイアンは、サウスダコタの刑務所にいるクーパーを見て話をするなり、それが自分が知っているクーパーではなく、別人である事に気がつきます。
女性はそういう直感は強いし、ましてや相手が自分が大好きな人だったら、尚更ですよね。
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ダイアンは”Tough Cookie”
ゴードン(デビッド・リンチ)は、昔から、ダイアンは “Tough Cookie” だった”、と証言しています。
そのまま訳せば 「固いクッキー」という意味。
「とにかく意志が強くて、ちょっとやそっとの事ではヘコタレない女性」 であるのと同時に、「ちょっと扱いにくい人」 という意味が含まれています。
ダイアンは昔から、ちょっと気難しいタイプだったけど、意志が強くて仕事のできる忠実な秘書だったような気がします。
クーパーは、ダイアンの自分への気持ちには気が付きながらも、あまり個人的な感情を抱く事もなく仕事のパートナーとみていた。
でも、ダイアンは確実にクーパーの事が好きだったから、最後に会った時、とうとうその一線を超えてしまったんでしょうね。
だからこそ、25年前にクーパーが失踪した事で、すごいショックを受け、人が変わってしまったダイアンは、自分の心の傷や自分の弱さを人から見られたくないから、Fワードを多用するようになってしまったのかな…という気がしました。
その女心を思うと、急にダイアンが可愛い女性に見えてくるから、不思議ですね。
とうとうFBIエージェントのクーパーの真の姿がチラリ!
例のアイスピックを持った小人の殺し屋に襲われそうになった、いつもはおっとりしている「ドギー・ジョーンズ」が、それを瞬時に察知し、彼をやっつけたシーンがとてもカッコ良かったですよ。
「FBIのエージェントクーパーが蘇った瞬間」 という感じでした。
小人の殺し屋は、第6話で「愛用しているアイスピック」を半分に折り曲げてしまったので、代りに慣れないピストルを使う事にしたのでしょう。
あっさりと暗殺に失敗し、そのままどこかへ逃げていきました。
こういうのを「ギャップ萌え」というのかな〜
ドギージョーンズの奥さん(ナオミ・ワッツ)も、スッカリ彼の事を見直したのではと思いますよ。
今後への期待
ストーリー上にはあまり説明がなく、視聴者に「謎」をいくつも提供し、それを見ている人自身に考えさせて、ストーリーの中でそれを発見していく、というスタイルで話をすすめていくのが「デビッド・リンチらしいやり方」ですよね。
でもさすがに、それがず〜っと続いてくると、ついてくのがしんどくなってくるので、今回みたいに、誰にでもわかりやすい形で謎を説明してくれると、自分が思ってたのが正しかったのか「答え合わせ」ができて、ちょっとホッとしますね。
これからどうストーリーが展開するのか、どんどん楽しみになってきました!
新ツイン・ピークスの第一話から最終話までの毎話ごとの【あらすじとネタバレ感想】は、こちらからどうぞ → 【新ツイン・ピークス2017】あらすじと感想まとめ
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