スポンサードリンク
新作「ツイン・ピークス The Return」 (原題:Twin Peaks:The Return)は、アメリカでもすごい話題になっていて、今週は、今週は3話と4話が放映されました。
先週の1話と2話は、前作とのつながりがよく描かれていて、さすがデビッド・リンチだな〜と思わされました。
今回の3話も、できるだけネタバレ少なめで説明していきたいので、わかりにくい所もあるかもしれませんが、どうぞご了承下さい。
新作「ツイン・ピークス The Return」第三話のあらすじ
25年ぶりに現実の世界に戻ってきたエージェント・クーパー(カイル・マクラクラン)。でも、久しぶりの世界になかなか馴染む事ができないでいた。
一方、フィラデルフィアのFBIのオフィスでは、クーパーが見つかったという電話があり大騒ぎに。クーパーの上司のゴードン(デビッド・リンチ)たちは、クーパーに会いに行くが…。
新ツイン・ピークスの第一話から最終話までの毎話ごとの【あらすじとネタバレ感想】は、こちらからどうぞ → 【新ツイン・ピークス2017】あらすじと感想まとめ
新作「ツイン・ピークス The Return」第三話の感想
今回の第三話は、どんどんシュールな世界が進んでいきますので、これこそ「ザ・デビッド・リンチの世界」 という感じでしたが、正直ついていくのはかなり大変でした(汗;)。
「赤いカーテンの世界」から現実の世界へ戻るクーパー
クーパー(カイル・マクラクラン)は、今回「赤いカーテンの世界(ブラックロッジ)」から、別の場所へ移動しています。
ここが「赤いカーテンの世界(魔界)」と現実との「中間地点」という事なのでしょうか?
ここには、目が肉で覆われたアジア人らしい女性がいますが、もしかしたら、前作で出てきた謎の中国人女性・ジョシ―パッカード(ジョアン・チェン)?のような感じです。
今作ではジョアン・チェンは出演しないそうなので、それでわざと目を肉で覆って、誰かわからないようにしているのかもしれません。
と思っていたら、なんとこの目を肉で覆った女性は、裕木奈江さんだったのです!
でも、目が隠れているので、裕木奈江さんだということが全くわかりませんでした….
せっかく、日本人の女優を代表して出演していたのに、ちょっと残念な気がしますね。 デビッド・リンチ監督も残酷だな…。
ここでは、まさに夢に出てくるような「シュルレアリスムの世界」が描かれているのですが、こんな訳のわからない世界をドラマの中で映像化した事って、やっぱりすごいです(予算も半端ない金額なんでしょうね)。
その後、その「中間地点」から、摩訶不思議な形で現実の世界へ戻る事になるのですが、これがとても興味深いので注目して下さい。
すっかり現実の世界を忘れたクーパー
現実の世界に戻ってきたクーパーは、言葉を話す事も、歩く事も、食べる事も、トイレに行く事!も、お金を使う事も、何もかも不慣れになっています。
それはまるで、ぎこちないロボットが動いているような感じです。
あの「赤いカーテンの世界(ブラックロッジ)」は、生と死の間の歪(ひずみ)にできたような空間(魔界)で、現実の世界とは時間の感覚は全く異なる所なんだと思います(もし間違っていたらごめんなさい)。
"a quietly menacing portal through which something horrifying or wondrous might burst at any moment." #TwinPeaks https://t.co/3dYnj433oj
— Kyle MacLachlan (@Kyle_MacLachlan) May 22, 2017
クーパーは、そんな空間に25年間もとどまっていたけれど、自分自身ではそんなに時間がたっている事には、全く気がついていなかったはずです。
浦島太郎が、竜宮城から戻ってきたらすっかり白髪頭になっていたのと同じような感じです。
だから、この世に戻ってきた時に、現実の世界の事をすっかり忘れてしまっているのです。
そんな現実を忘れているクーパーが、カジノへ行く事になるのですが、そこですごく面白い出来事が!
第三話のハイライトシーンがここにあると思うので、詳細については是非実際のドラマを見て確かめて下さいね!
スポンサードリンク
FBIのオフィスにクーパーが見つかったという連絡が!
今回第三話で、FBIのクーパーの上司だったゴードンコール(デビッド・リンチ)、アルバート・ローゼンタール(ミギュエル・ファーラー)が登場します。
Gordon: "Do You Understand This Situation, Albert?"
Albert: "Blue Rose."
Gordon: "It Dudn't Get Any Bluer."#TwinPeaks #BlueRose #Edit pic.twitter.com/kF1joDHnY4
— Rinaldo Zoontjes ® (@RinaldoZoontjes) May 29, 2017
フィラデルフィアのFBIのオフィスでは、前回の1&2話にあった、NYの古いビルの一室で起こった不可思議な事件について話をします。
そんな時、行方不明になっていたクーパーが見つかったという連絡を受け、驚愕のままクーパーに会いに行く事になるのです。
そう、ゴードン役はデビッド・リンチ監督ご自身です! 耳が悪いゴードンが、いつも大声で話をしているのは、相変わらずです。
デビッド・リンチ監督も、今年71歳。このお年になると、実生活でも少し耳が聞こえにくくなってきているかもしれないですね。
そして、アルバート・ローゼンタール役のミギュエル・ファーラーですが、今回はとても静かで、前作のアクの強さが全く出ていないな〜と思っていたら、何と今年の1月19日、喉頭がんでお亡くなりになったそうです。
それで何となく影が薄かったのかもしれません。本当に残念です。まだ61歳だったそうですよ。
さて、今回から、FBIのエージェントの仲間に、スタイル抜群で美人のタミー(クリスタル・ベル)も加わりました。 このタミー、歩き方に特徴があって美人なんですけど、ちょっと面白いキャラクターです。
全部で18話もあるけれど…
まだ始まった所でこんな弱気な発言をするのは恥ずかしいのですが、最後までついていけるのか、正直心配になってきました。
ツイン・ピークスにとって、あの「赤いカーテンの世界(ブラックロッジ)」が、とっても重要なテーマである事はよく分かっているのですが、やっぱり理解するのは難しいですね…。
できるだけ説明しないで、視聴者のイマジネーションを掻き立てるように作っているのは、わかるんですけどね。
もう最後まで撮影し、編集も終わっているとの事ですが、今後、もう少しわかりやすくなってくれるといいのですが…。
新ツイン・ピークスの第一話から最終話までの毎話ごとの【あらすじとネタバレ感想】は、こちらからどうぞ → 【新ツイン・ピークス2017】あらすじと感想まとめ
スポンサードリンク