新「ツインピークス リターン」 第11話は、第二のローラ・パーマーと噂される、アマンダ・セイフライド演じるベッキーの大暴走が気になる内容でした!

第11話のあらすじとネタバレ感想をご紹介します。

ネタバレが色々含まれていますので、ご注意下さい!

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新「ツイン・ピークス2017 The Return」 第11話のあらすじ


シェリー(メッチェン・アミック)の娘・ベッキー(アマンダ・サイフライド)は、夫・スティーブン(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)の浮気に気が付き、激怒する。

家から銃を持ち出すと、シェリーの車を無理やりに奪って、彼が浮気をしているアパートへ向かい、ドアを何発も銃で撃ちつけた。

そんな娘のベッキーを心配する、シェリーと、ボビー(ダナ・アッシュブルック)。

だが、そんな二人の心配をよそに、ベッキーは夫・スティーブンの事を愛している…というのだった。

一方、サウスダコタにいるFBIのゴードン(デビッド・リンチ)、アルバート(ミゲル・フェラー)、ダイアン(ローラ・ダーン)とタミーは、ビル・ヘイスティング(マシュー・リラード)から聞いた「座標」の場所を訪れる事にした。

壊れかけたような建物が立っているその場所は、金網のフェンスで囲まれていた。

フェンス
画像: pixabay


建物のそばに、ウッズマンらしい姿が見え隠れしている。 そのウッズマンを、ゴードン、アルバート、ダイアンははっきりと目撃する。

フェンスの中に入った、ゴードンとアルバートは、その建物のそばに首のない女性の死体を発見した。

さて、ラスベガスのドギーこと、クーパー(カイル・マクラクラン)は、保険会社の社長から頼まれて、ドギーの事を暗殺しようと狙っている、カジノの経営者・ミッチャム兄弟に会いに出かける事になった。

出かける前にドギーは、赤い部屋(ブラックロッジ)のフィリップ・マイケル・ジェラード(アル・ストロベル)が、自分を手招きしているのを見て、そちらの方へ向かった。

https://twitter.com/SHO_TwinPeaks/status/886790075589083136

新ツイン・ピークスの第一話から最終話までの毎話ごとの【あらすじとネタバレ感想】は、こちらからどうぞ → 【新ツイン・ピークス2017】あらすじと感想まとめ



新「ツイン・ピークス2017 The Return」 第11話のネタバレ感想

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ベッキーの父親が判明! その人は…!?


新「ツイン・ピークス リターン」の鍵を握る人物と言われている、アマンダ・セイフライド演じるベッキーが、今回、かなり暴走しました。

彼女の夫・スティーブンは、ドラッグ中毒で、仕事もしないで妻にお金をたかり、その上、お金がないと妻を虐待するという、とんでもないひどい男です。

そんなどうしようもない男なのに、浮気をされると、やっぱり腹が立ってしまうものなんですね…。

二人が住んでいるのは、見すぼらしいトレーラーハウス。

ベッキー自身も仕事をしているのかどうかわからない状態なので、結局、ベッキーはお金を母親のシェリーから無理やり取り上げて、それを夫に差し出すというような悲惨な状況。

今回の大きな進展は、ベッキーの父親が誰かって事が判明したことです。

ベッキーの父親はボビーでした!

かつてはローラ・パーマーとも付き合いながら、年上人妻シェリーと付き合っていたボビーですが、今は立派な警官になって、まっとうに生きています。

でも、残念ながらボビーとシェリーは今は別々に生活している様子です。

それどころか、シェリーには、とんでもない悪いボーイフレンドがいるのです。

それが、第10話で、暴力を撒き散らしていた嫌な男・リチャード・ホーンにドラッグを斡旋している、レッドという男なんです。

25年前のツイン・ピークスの中でも、シェリーは、レオのような暴力的な男と結婚していた事がありましたよね。

シェリーは、結局今でもそういう「タイプ」が好きな体質は変わっていなくて、それが、そのまま娘のベッキーにも受け継がれてしまっているという感じがしますね。

ベッキーは、ローラ・パーマーのような、純粋なキャラクターだという話でしたが、今回のエピソードを見る限りでは、かなり狂気じみた感じで、ローラとはまた違うタイプなのかも…という印象を受けました。

ウッズマンの登場

悪の象徴の、真っ黒でホームレスのような外見をした怖い「ウッズマン」が、今回また出てきました。

ツイン・ピークス, ウッズマン
画像:pixabay (参考イメージ)


FBIのゴードン、アルバート、ダイアンが目撃します。

でも、FBIのタミーや、サウスダコタ警察の刑事はその存在には気が付かないのです。

見える人と見えない人がいるのは、何か理由があるんでしょうか?

また、建物のそばにあった、首のない女性の死体、これは、第一・二話に出てきた、首だけあったルース・デボンポートの体の部分なのです。

今回、ゴードンだけが、この座標軸にある建物付近の空が、突然渦巻状になり、台風の目のようになっていく様子を目撃するのです。

ゴードンは、何かそういう世界と通じる特別なものがある、っていうような話になっていくのでしょうか…。

ドギー(クーパー)は天使なの?

今回も、クーパーことドギー・ジョーンズは、天使のように無邪気です。

10話では、ミッチャム兄弟が、ドギー・ジョーンズ(クーパー)を目の敵にして、絶対に殺すと言っていたのに、今回は、ドギーにあって、スッカリ仲良くなっています。

ドギーは、保険会社の社長から、ミッチャム兄弟に支払われるべき、保険金30ミリオンドルのチェックを持って行くように頼まれて会いに行ったのですが、その時に箱に入ったチェリーパイも持っていきます。

ツイン・ピークス, チェリーパイ
画像: pixabay


何故、チェリーパイを持って行ったのか?というと、行く直前に、赤い部屋にいる片腕のないフィリップ・マイケル・ジェラードから、チェリーパイを持っていくように、というメッセージを受けたからなんですね。

そして、ドギーを殺そうとしているミッチャム兄弟の一人が、夢の中でドギーにあって、箱に入っているチェリーパイを見たので、これは何かのメッセージだと、ドギーを殺すのをやめたのです。

やっぱりクーパーは、確かに守られているって事ですよね…!

新ツイン・ピークスの第一話から最終話までの毎話ごとの【あらすじとネタバレ感想】は、こちらからどうぞ → 【新ツイン・ピークス2017】あらすじと感想まとめ



【コミコン2017】ツイン・ピークスリターンも参加

2017年7月20日から23日までアメリカ・サンディエゴで開催された「コミコン2017」には、 ツイン・ピークスチームも参加していました。

このコミコン、毎年すごい人気でチケットを手に入れるのが年々難しくなっているのですが、その理由はアメリカの人気アニメ、ドラマ、映画の出演者や製作者が、一同にやってきて、ファンの前に姿を見せてくれるからなんです。

たぶん、こういうイベントとしては世界一の規模なんじゃないか、と思います。

また、コミコンに参加する多くの人は、すごい本格的な仮装をしてやってくるのも、話題の一つです。

ツイン・ピークスからは、カイル・マクラクラン他、ドギーの妻役のナオミ・ワッツ、ファニーボイスのルーシー役 キミ―・ロバートソン、ボビー役のダナ・アッシュブルック等、全部で9名が参加しました。

私もその様子をネットで見てみましたが、カイル・マクラクランって、本当にすごくいい人なんだな…というのが、その語り口から伝わってきました。

今は年もとって、昔のような「イケメン」という感じではないのですが、でもその人柄の良さが全てに現れていて、いい年の取り方をしているな、ととてもうれしくなりました!

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