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4位「チェンジリング」

2008年作品 原題: Changeling ★IMDbスコア:8
2009年アカデミー賞の主演女優・美術・撮影賞にノミネート。

「チェンジリング」あらすじ

1928年のロサンゼルス。シングルマザーで、電話会社に勤務するクリスティンの息子、ウォルターが姿を消す。クリスティンは警察に捜査を依頼し、その5ヵ月後、警察からウォルターを保護したと朗報が入った。喜ぶクリスティンだったが、再会した息子は全くの別人だった。警察にそのことを主張すると、彼女は「精神異常者」として精神病院に収容されてしまう。

「チェンジリング」とは、うっかり取り替えられた子供を意味し、西洋のおとぎ話で、妖精が可愛い子供と醜い子供を取り替えた事に語源がある。

「チェンジリング」みどころ

まるで映画用に作ったような話みたいなんですけど、本当にあった恐ろしい「ゴードン・ノースコット事件」を元に描いた映画です。

アンジェリーナ・ジョリーが、この映画ではいつものセレブのオーラを消して、いなくなった息子を探すごく普通の、強い母親の役を好演していました。

とにかく、最初から最後まで悲惨すぎる実際にあった、アメリカにとって恥とも思えるような事件を、ひとつひとつパズルを組み立てていくように、綿密に組み立てていった監督のクリント・イーストウッドの力量、あらためてその実力を感じさせられました。

この事件があった1920年当時、アメリカの警察は腐敗していて、自分たちに反対する人は、みんな精神病院へ送るというような事をしていたそうです。

子供を持つ母親にとっては、もし同じような事が自分の子供に起こったら…とひどく感情移入してしまうだけに、いい映画なんですけど見るのがつらくなってしまうほどでした。

3位「エリン・ブロコビッチ」

2000年作品 原題:Erin Brockovich★IMDbスコア:7.3
ジュリア・ロバーツ:2001年のアカデミー賞の主演女優賞、ゴールデングローブの主演女優賞を獲得。

「エリン・ブロコビッチ」あらすじ

エリン(ジュリア・ロバーツ)は、貧乏で3人の子供を持つシングルマザー母親。ある交通事故をきっかけに、弁護士事務所で働く事になるが、そこである工場が垂れ流している、発がん性のある物質が引き起こしている問題に気が付き、その問題の解決に向けて動き出すことになった。

「エリン・ブロコビッチ」みどころ

映画のタイトルは、主人公の女性の名前です。

この映画に出てくるエリンという女性、結構美人で、高校を出てすくに結婚し、子供も3人いるけど離婚してギリギリの生活をしている、貧乏な白人の典型的なタイプなんです。

エリンの特徴って、あのおそろしく胸を強調させるようなボディコンの洋服を愛用している事なんですけど、アメリカでは統計的にも、高学歴で経済的にも恵まれているようなタイプの女性ほど、洋服もコンサバな感じになってくると言われています。

だから、彼女の洋服もある意味、彼女が社会的な弱者である事を物語っているように思えるのです。

そんな社会の底辺にいた彼女が、弁護士事務所で働きだし、大企業の問題を突き止め、どんどん自分の実力を発揮し、最終的には裁判で勝利を収めるというサクセスストーリーが、見ていてとても気持ちいいのです。

たとえ逆境にあっても、人はやろうと思えば、それを成し遂げる事ができるんだって事を、特に私たち女性にエールを送ってくれるようなそんな映画です。

エリンを演じたジュリア・ロバーツって、実は苦手な女優の一人なんですけど、この映画ではすごく良かったと思います。

彼女はあまりグラマラスなタイプではないので、この役を演じるために胸元をボリュームアップさせるように、かなり工夫したそうですよ。

ちょっと落ち込んでいる時に見ると、元気を一杯もらえる事間違いないと思います。

2位「しあわせの隠れ場所」

2009年作品 原題:The Blind Side ★IMDbスコア:7.7
サンドラ・ブロック:2010年アカデミー主演女優賞・ゴールデンブローグ主演女優賞を受賞

「しあわせの隠れ場所」あらすじ

夫が会社を経営しているお金持ちの家庭の主婦・リー・アン(サンドラ・ブロック)が、道でホームレスのような大きな体格をした、黒人の男の子・マイケルに出会った。

彼の父親は殺され、母親はドラッグ中毒で彼を育てられなかったので、マイケルは学校へも行けず、住む場所もない悲惨な状況だった。

そんなマイケルを自分の家に引取ったリーアンは、彼のフットボールの才能を見抜いた。 マイケルは高校でフットボールの練習をしながらも、必死で勉強し、志望の大学へ合格。その後、自分が目指すプロのフットボールの選手になることができたのだった。

「しあわせの隠れ場所」みどころ

ホームレス同然だった黒人の男の子を、そのまま見捨てる事はできないからと、自分の家にひきとって面倒を見ることって、裕福でお金に余裕があるような人だったとしても、普通の人だったら絶対マネできないような、ものすごく大変な事だと思うのです。

でも、この映画の主人公の女性リーアンは、彼を引き取り、自分の家の養子にして、実の子供のようにかわいがるのです。 これまで親の愛を知らなかったマイケルでしたが、育ての親の暖かい愛を一身に受け、マイケルは、自分の夢をかなえて見事プロのフットボール選手になるのです。

先にご紹介した映画「チェンジリング」のように、人間の醜さが全面に現れていて、見ているとつらくなるような映画とは対極的に、この「しあわせの隠れ場所」では、こんなに大きな愛を持った優しい人がいるんだ、と心が温かくなるような気がしました。

サンドラ・ブロックの気さくで暖かい性格が、このリーアン役にピッタリで、いい役に恵まれたなと思いました。

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1位「フリーダ」

2002年作品 原題: Frida ★IMDbスコア:7.4
2002年アカデミー賞の作曲賞・メイクアップ賞受賞、主演女優賞ノミネート

「フリーダ」あらすじ

メキシコの裕福な家に生まれたフリーダは、高校生の時に、バスと市電が衝突する大事故に遭遇し瀕死の重症を負うが、どうにか命は取り留める事ができたが、そのために、半身不随の体になってしまった。

でもこれがきっかけで、彼女は絵を書き始める事になった。その後、尊敬するアーティストのディエゴ・リベラと結婚するが、彼の女性関係は激しく、フリーダは一生それに悩まされる事になる。

それでも彼女は芸術を愛し、絵を書き続け、また愛を求め続ける。そして47歳でその短い生涯を閉じる事になった。

「フリーダ」みどころ

フリーダこと、フリーダ・カーロは、眉毛が左右繋がり、また鼻の下に少しひげがある自画像がとても有名な、メキシコ人の女性アーティストです。

日本ではあまり知名度がないかもしれないのですが、メキシコはもちろん、アメリカでもすごく人気のあるアーティストの一人です。

フリーダの書く絵には、いつも自分の自画像があって、一瞬ぎょっとするような絵なんですけど、すごいインパクトがあって忘れられないのです。

幼い頃からの病気と事故で、身体がかなり不自由だったにもかかわらず、彼女の生き様はとても激しくて、47歳で若くして亡くなってしまったけれど、とにかく自分が思う通りの人生をまっとうした人でした。

また彼女の髭も、彼女が女性とか男性を超越した存在の現れだった、その象徴だったような気がします。

フリーダに惚れ込んだ、メキシコ人女優のサルマ・ハエックが、自分の財産をつぎ込んでこの映画を製作・主演したんですけど、この映画が素晴らしいのは、眉毛を続き眉毛にしてフリーダになりきった、サルマ・ハエックの熱演があったからこそ。

この映画で、アカデミー賞の主演女優賞にもノミネートされました。

大人向けのこの映画は、子供が寝静まった後に、静かに見るのをおすすめします。

絶対おすすめの面白い海外ドラマのベスト10は、こちらからどうぞ →【完全保存版】海外ドラマ絶対おすすめランキングベスト10!



まとめ

「Netflixで見られる実話映画のベスト10」、いかがでしたか?

お好きな映画はありましたか?

実話を映画化した作品って、フィクションとは異なり、本当にあった話を元に作られているだけに、映画に深みがあって感動の度合が全然違うので、私の1番好きな映画のジャンルなんです。

今回、私が1位に選んだ「フリーダ」は、日本ではあまり知られていない少しマイナーな映画なのですが、フリーダというとてもパワフルで魅力的な女性の生き様が見れる素晴らしい映画ですので、良かったら是非ご覧になってみて下さいね。

それから…Netflixは、映画の移り変わりが頻繁にあって、後で見ようと思っている内にリストから消えてしまう事もよくありますので、どうぞお気をつけ下さい。

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