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映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のキャスト

ケイシー・アフレック(リー役)

主役のリー・チャンドラーを演じているのが、ベン・アフレックの弟のケイシー・アフレックです。

やっぱり兄弟だけあって、見る角度によってはすごく似ていますが、バランスのいい兄のベン・アフレックと比較すると、ケイシー・アフレックは、顔のパーツが全体的に「顔の中心」に集まっているような顔の作りですね。



これは私の勝手な想像なんですけど、背が高くハンサムで目立つ兄のベン・アフレックに比べると、ケイシー・アフレックは背格好も小さめで、地味なタイプなので、もしかしたら、子供の頃から兄の陰を歩くような、ちょっと寂しい人生を歩んで来たのかもしれないな…なんて思ったりしてしまいます。

過去には、セクハラで訴えられた事もあったそうですが、今回、この映画で注目を浴びて、ようやく陰から表に登場するチャンスができたって事なのかもしれないですね。

ベン・アフレックが、プロデューサー、監督、主演と、一人三役の最新の映画「夜に生きる」もご紹介しています。

【ネタバレ注意】ベン・アフレックの映画「夜に生きる」感想とあらすじ!評判は?



カイル・チャンドラー(ジョー役)

リー・チャンドラーの亡くなったお兄さんのジョーを演じているカイル・チャンドラーは、ネットフリックスのオリジナルドラマ「ブラッドライン」でも主演で活躍中の、私のお気に入りの俳優の一人です(下のDVD写真の真ん中の人)。


ケイト・ブランシェット主演の「キャロル」という映画でも、ケイト・ブランシェットの嫌味な夫の役をしていたので、ご存知の方も多いと思います。

以前から誰かに似ているな〜と思っていたんですけど、赤井英和をアメリカ人にしたらこんな顔になるんじゃないか?という感じの風貌の人です。

この映画でも、出番は少なかったけど、暖かくて真実味のあるお兄さんの役を好演していたなと思いました。

実生活でも、すごく真面目で思いやりのある方のようで、それが姿からにじみ出ているような気がします。

ミッシェル・ウイリアムズ(ランディ役)

リー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)の別れた妻のランディを演じているのは、ミッシェル・ウイリアムズ。

美人というよりファニーフェイスという印象がある彼女は、とても深い演技をする方なので、画面にちょっと登場するだけで、回りの注目を全部集めてしまう程の存在感のある女優だなと思います。

今回も、この作品で登場シーンは少なかったような気がしましたが、見事、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされています。

ブロンドヘアーって、彼女のためにあるんじゃないか?と思わせる程、ブロンドが良く似合う方ですね。

ルーカス・ヘッジズ(パトリック役)

リー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)が引き取る事になった、兄の息子パトリックを演じているのが、若手俳優のルーカス・ヘッジスです。

今回のアカデミー賞の助演男優賞候補になっているそうですが、正直言って、彼の演技が助演男優賞の候補になるほどだったのかどうか、あまり良くわかりませんでした。(ファンの方すみません)

見る方が見たら、すごい演技だったって事なんでしょうね…。

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映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の魅力は?

映画がとても静かで、寒そうで、その中にこの主人公のリー・チャンドラーがいて、まるで、アメリカの純文学を読んでいるような印象を受ける作品だと思いました。

映画に流れるBGMは、クラシック音楽中心で、それが映画にピッタリフィットしていい感じを作り出していました。

映画「マンチェスターバイザシー」あらすじ 感想 キャスト

画像:pixabay


とにかくこの映画の魅力は、ケイシー・アフレックがこの役になりきっている事でしょうか。

なりきっているというより、もしかしたら彼自身が、元々がこういうタイプの人なのかもしれないですけど、演技がとても自然だな〜と思いました。

今回、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞の主演男優賞を受賞したのは、納得できますね。

今回、元々はマット・デイモンが主役をやる予定だったのを、ケイシー・アフレックに譲り、マット・デイモン自身はプロデューサーとして映画に参加する事になったとか。

もし、マット・デイモンがこの映画で主役をやっていたら、全然違う印象の映画になっていたような気がします。

マット・デイモンはすごくいい俳優だし、私も好きな俳優の一人なのですが、この映画だとマット・デイモンの個性が強すぎて、この映画の売りである、純文学のような映画のトーンが完全に崩れてしまったような気がします。

印象があまりない、無色のようなケイシー・アフレックだからこそ、この映画の魅力が引き出されたんだと思います。

映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の評価は?

映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、刺激を求める方には、ちょっと物足りないかもしれないけれど、静かに映画を楽しみたいと思う方にはオススメの作品だと思います。

いろいろ情報あいうえお 【映画の評価基準】について

私の評価は B です。

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