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映画「ララランド」は、2017年度のゴールデン・グローブ賞で最多7部門を受賞。 また、2017年のアカデミー賞でも14部門でノミネートされ、見事、監督賞、主演女優賞、主題歌賞を含む6部門を受賞しました !
主演のライアン・ゴスリングのピアノと、主演女優賞を獲得したエマ・ストーンの歌も話題です。
日本での公開は2017年2月24日にはじまったところですが、「ラ・ラ・ランド」を一足先に見てきた、私の 「本音の感想」 を中心に(ネタバレも少し有ります)をお届けしますね。
映画「ラ・ラ・ランド」の概要
ラ・ラ・ランド(La La Land)
- 監督・脚本: デミアン・チャゼル
- 出演者:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット
- 音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
引用元:wikipedia
映画「ラ・ラ・ランド」最初の出だしが強烈
「ラ・ラ・ランド」の監督と脚本が、あのジャズ・ドラムをテーマに、鮮烈な印象を残した映画『セッション』のデミアン・チャゼルだと聞いて、かなり期待して映画を見ましたが、人によってかなり好き嫌いが別れる作品かもしれないな…というのが、正直な感想です。
ちなみに、『セッション』で怖いドラムの先生役だった、J・K・シモンズが映画にチョイ役で出ていました!
今更なんですが、この作品はミュージカル映画です。 突然、登場人物がセリフの代わりに歌を歌いだして、踊り出す、あのミュージカルです!
特に、映画の最初の「出だし」が、あまりにも強烈(悪い意味で)だったので、この映画を最後まで見る事ができるか自信がなくなる程でした。
映画を見て、そんな風に感じるのは珍しい事なんですけど、幸いな事に、どんどん最後に近づくにつれて良くなっっていったのでホッとしました。
映画「ラ・ラ・ランド」の昔のハリウッド風設定と凝った映像
現代のロスアンゼルスを舞台にしているとの事なのですが、洋服とか建物とか車とかBGMとか、また映画の中に出てくるセットも、わざと古くさい感じに設定し、心なしか、画像や色の感じも少しザラザラした感じにしていて、わざと昔のハリウッド映画風に作っている事がわかります。
画像:pixabay
それなのに、映画の中にスマホが出て来るので、あ、この映画の舞台は昔じゃなくて現在なんだ!て気付かされるのです。
そういう細部までにこだわった、かなり凝った映画を作ろうとしている、制作側の熱意は感じられるんですけど、でも逆に見ている観客(少なくとも私には)、ちょっとそれが鼻につくような気がしました。
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映画「ラ・ラ・ランド」の魅力
映画「ラ・ラ・ランド」のジャズがとにかくかっこいい!
最初から、映画への批判的な内容ばかりになってしまったのですが、やっぱりミュージカル映画だけあって、音楽はとっても素敵です!
この映画の見どころは、ジャズ・ピアニストのライアン・ゴスリングがピアノを弾いているシーンや、ジャズの音楽のセッションのシーンなどです。 ジャズが出て来るシーンは、とにかく、どれもオシャレですごくカッコイイです。
画像:pixabay
特に、映画のテーマに使われている「ピアノ曲」が、印象的でとっても素敵だな〜と思っていたら、見事アカデミー賞の主題歌賞を受賞しました!
こういうところが、ジャズ・ミュージシャンを目指していた、監督デミアン・チャゼルの真骨頂なんだなと思います。
映画「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴスリングのピアノは本物!
また、ライアン・ゴスリングがピアノを弾いているシーンは、ビジュアルもすごくかっこいいし、ピアノがあまりにも上手なので、もしかしたら、誰かが吹き替えで演奏しているのかしら? なんてちょっと疑いの目で見ていたんですけど、でも、本当に本人が吹き替え無しで弾いているそうです!
ライアン・ゴスリングは、元々楽器の演奏が得意で、ピアノも独学でやってたので、ある程度は弾けたみたいなんですが、この映画への出演が決まって、特別にピアノを毎日2時間3ヶ月間も特訓したそうですよ。
それだけで、あそこまで弾けるようになるっていうのも、本当にすごいですよね。
実を言うと、ライアン・ゴスリングっての事は、感動作 「きみに読む物語 (Notebook)」で初めて見て以来、どちらかと言うと苦手なタイプだったんですけど、今回、あのピアノを弾いている姿にすっかり参ってしまって、一気にファン♥になってしまいました。
映画「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンの歌の実力は折り紙付き
エマ・ストーンって、今風の「カワイコチャン女優」にすぎないのかな?って、勝手に思い込んでいたんですけど、本職の歌手みたいに歌が抜群にうまいのには、とっても驚きました。
実は、エマ・ストーンは、ブロードウエイミュージカルの「キャバレー」で主演していた程の実力の持ち主だったのです。今回も、映画の中で歌う事に少しは緊張していたそうですけど、その少しハスキーな歌声にすっかり魅了されました。
映画「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴスリングとエマ・ストーンの演技が素敵
また、エマ・ストーンとライアン・ゴスリングがとても自然な演技で、もしかしたら、この二人本当に付き合っているかもしれない!って思わせる程なんです。
でも、もちろんそうじゃないんですよ(笑)。
エマ・ストーンは、アメイジング・スパイダーマンでの共演がきっかけで、俳優のアンドリュー・ガーフィールドと付き合っていた(過去形です)そうです。
アンドリュー・ガーフィールドといえば、遠藤周作原作のハリウッド映画化で話題になった「沈黙・サイレンス」で、主役のイエズス会の修道士を演じた事でも話題になっていましたね!
映画「沈黙・サイレンス」については、以下の記事もどうぞ!
- 【ネタバレ注意】沈黙/遠藤周作の映画の海外での評判とあらすじ・感想!
- 沈黙-サイレンス (遠藤周作)映画の感想!日本人キャストの英語は?
- 遠藤周作の「沈黙」をスコセッシ監督が映画化した意外な理由とは?
また、ライアン・ゴスリングも、ヒスパニック系人気女優のエヴァ・メンデスと結婚しています。
二人とも、ステディーなお相手がいるけど、映画で共演している時は、相手の事本当に好きになって演技しているんでしょうね!
次ページでは、「ラ・ラ・ランド」がアカデミー賞の最有力候補になっている理由を推測しています。
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