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クリステン・スチュワート主演のおしゃれでちょっと怖い、フランス製作のサイコスリラー映画「パーソナルショッパー」は、日本での公開が2017年5月12日に決定しました。
今までにない新しいタイプの映画で、クリステン・スチュワートの演技力が光っている作品です。彼女のファンの方にはうれしいサプライズ!(最後の感想に詳細を書いてますよ)もあります!
今回は、あらすじ全部と、そこに隠された意味なども【超ネタバレ】でご紹介しますね。1番最後に、私の映画の評価もあります。
映画「パーソナルショッパー」のキャスト
映画「パーソナルショッパー」
【監督・脚本】 オリヴィエ・アサヤス
【出演】モーリン:クリステン・スチュワート、
インゴ:ラース・アイディンガー、
カイラ: ノラ・フォン・ヴァルトシュテッテン、
ララ:シグリッド・ブアジズ、
アーウイン:アンデルシュ・ダニエルセン・リー
今回の映画、監督も含め、主演のクリステン・スチュワート以外は、私にとっては見知らぬ俳優ばかりだったのですが、みんなヨーロッパで活躍されている方々だったんですね。
普段はアメリカの映画を見る事が多いせいか、たまにヨーロッパの映画を見ると、出演者も含め、全体の雰囲気がヨーロッパの香りが漂ってくるような感じがして、すごく新鮮な感じがします。
映画「パーソナルショッパー」のあらすじ
映画のあらすじを超ネタバレでお送りします!
パーソナルショッパーとは?
モーリーン(クリステン・スチュワート)は、現在パリに住んで、有名なセレブのカイラ(ノラ・フォン・ヴァルトシュテッテン)のパーソナルショッパーをしています。
パーソナルショッパーとは、多忙でかつ名前が知られているため、気軽に買い物へ行けない人の代りに、洋服やバッグ、靴、アクセサリーなどを購入する人の事です。
有名セレブが身につけるものなので、購入する商品もシャネル、カルチェなどのブランド品の新作などで、一般庶民にとっては、手に取る事もできないような超一流品ばかり。
お店に行けば、あらかじめ、カイラの趣味に合わせたものをいくつか準備してくれているので、その中からモーリンがいいと思うものを、いくつかピックアップして、カイラの家に届けるというのが、彼女の主な仕事でした。
モーリーンは、いつもカジュアルな装いで、ファッションにはそれほど関心があるとは思えないようなタイプですけど、抜群のセンスがないとできない仕事かもしれませんね。
カイラと洋服も靴のサイズも同じモーリンは、カイラのために準備した超一流品を見ると、つい自分でも身につけたいという欲求にさらされるのですが、それは固く禁じられていました。
モーリーンがパリに滞在している本当の理由は?
実は、モーリーンがパーソナルショッパーの仕事をやっているのは、この仕事が好きというより、お金のためでした。
セレブのカイラはとてもわがままで、一緒に仕事をするのは難しい人としても有名でした。
画像:pixabay
では、何故、パリにとどまっているのか? というと、それはルイスとの約束を果たすためでした。
ルイスとは、モーリーンの双子の兄弟で、実は、約3ヶ月前に心臓発作で若くして亡くなっていました。
モーリーンとルイスは、生前「先に亡くなった方が、あの世から合図を送る事にしよう」と誓い会っていたのです。
実は、モーリーンもルイスも霊との交信ができる、霊媒体質(Medium)なのです。
モーリーン自身も、ルイスと同じように心臓に問題があるので、自分が後どれ位生きられるのかわからない事も、ルイスとの交信を急ぐ理由の一つだったかもしれません。
ルイスからの合図を受け取る事はできたのか?
ある日、モーリーンは、ルイスと彼女のララ(シグリッド・ブアジズ)が住んでいた古い家に一人で泊まりこみ、ルイスからの連絡を待つ事にします。(これが映画冒頭のシーンです)
画像:pixabay
その夜、モーリーンは、静かだけど確かにルイスと思われる気配を感じるのでした。
再度、その家に泊まり込む事にしたモーリーン。
今回は、前回よりもっと確かに交信をしたいと願っている通り、ただの気配だけではなくて、突然バスルームのタップから水が流れ出したり、霊が自分を追いかけてくるのを感じます。
その霊は本当にルイスなの?
必死で霊を見つめるモーリーンでしたが、それはルイスではなく、見知らぬ女性の霊(エクトプラズム:心霊体)のようでした。
そして、その霊は口から何かを吐き出して、形を変形させると、怒りの念を発しながら、モーリンに激しく攻撃を加えてきます。
モーリーンはあまりの恐ろしさに、家から逃げ出す事に。 結局その時は、ルイスが現れる事はなかったのです。
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カイラの不倫相手インゴとの出会い
モーリーンは、ある日、カイラに会う必要があり彼女の家を尋ねて行きますが、ちょうど重要な電話中のカイラとはなかなか話をする事ができません。
ちょうどその時、カイラのBFだというインゴ(ラース・アイディンガー)というドイツ人の男性と対面します。
インゴはファッション業界で働いていて、カイラとは不倫の関係で付き合って2年近くたつけど、カイラの夫に気が付かれたようなので、今の関係を解消されそうになっているんだ、と告げます。
モーリーンは、インゴに、自分はこの仕事を好きでやっているわけじゃない事や、パリにとどまっているのは、亡くなった双子のルイスと交信をしたいからだ、という事を話してしまいます。
見知らぬ相手からのテキストメッセージ
カイラのための商品を買いに行くために、モーリンはロンドン行きの列車に乗り込むのですが、その列車の中で、見知らぬ相手からのテキストメッセージが届きます。
画像:pixabay
その人は、モーリーンの事を良く知っているような様子です。
「もしかしたら、ルイス?」
と思いながら、テキストのやりとりを続けるモーリーン。
ロンドンで品物を受け取り、パリに戻る間も、ずっとその相手とのやりとりを続けています。
相手は、モーリーンがカーラのパーソナルショッパーとして働いていて、洋服を着てみたいけど、それは禁じられているのでできない、って事もよく知っているようです。
モーリーンは、そのテキストメッセージに刺激されるように、留守中のカイラの家に洋服を届けた時、思い切ってその洋服を身につけてみます。
そして、そのままその洋服を着たまま、カイラのベッドで眠り込んでしまうのでした。
カイラが殺されていた!彼女を殺したのは一体誰?
モーリーンの所に、メッセージを送ってきている相手から、ホテルの部屋の鍵が届きました。
画像:いらすとや
やはりルイスがコンタクトしてきているのか?
と思いながらも、カイラのきれいな洋服を着て、ホテルの部屋へ行くモーリーンですが、テキストのやりとりをするだけで、結局誰も来ないまま。
ホテルで、誰がこの部屋を予約したのか尋ねてみますが、モーリーンの名前で予約され、現金で前払い済だと言われます。
モーリーンは、再びカイラの所へ届け物を持っていくために彼女の部屋の中に入ります。
鍵が既に開いていたので、そのまま中に入ると、なんとカイラがバスルームで殺されているのを発見!
部屋の中からは、心霊現象のような恐ろしい音が聞こえてきます。 驚いてモーリーンはその場を立ち去ります。
あまりにも驚いた彼女は、少し落ち着いてから警察へカイラの殺人を連絡に行きます。
でも、カイラの洋服を着て無断で彼女の部屋で寝ていたモーリーンは、警察に疑われる事に。
家に戻ると、また見知らぬ相手からのテキストメッセージ次々と入り、そして最後のメッセージでは、今彼女の家の前に来ている!というメッセージが。
モーリーンは、こわごわドアの外を見てみますが、そこには誰もいません。 ポストには、またホテルの鍵が入っていました。
ホテルにやってきた「その人」の正体は?
再び、ホテルを尋ねる事にしたモーリーン。
そこにやってきたのは、なんと、カイラと不倫関係にあったインゴでした。(映画の中では、実際に二人が出会うシーンはありませんでしたが)
インゴは、部屋を出て、エレベーターから降り、ホテルのドアから出た瞬間に警察に捕まってしまいます。
モーリンにテキストメッセージを送りつけていたのも、カイラを殺したのも、すべてインゴの仕業であることがわかりました。
モーリーンは彼氏に会うためにオマーンへ
モーリーンは、オマーンで仕事をしている彼氏に会いに行きます。
画像:pixabay
彼が待っているホテルの部屋についた時、グラスが宙に浮いてガシャっと床に落ちます。
実は以前、ルイスの彼女のララの所でも同じ事が起こりました。
そこに、ルイスがいる事を確信したモーリーン。
霊との交信では、質問をしてそれに1回のノックオンがあれば「はい」、2回あれば「いいえ」だという事を聞いたモーリーンは、いくつかの質問をしてみますが、結局わからずじまいで、そのまま映画は終わります。
次のページでは、映画「パーソナルショッパー」に隠された重要なメッセージや、映画の感想をお知らせしますね。
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