映画「シェイプ・オブ・ウォーター」 キャストの魅力

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純粋な乙女・サリー・ホーキンス

主人公の女性イライザを演じているのは、イギリス人の実力派女優のサリー・ホーキンス

彼女が演じているのは、口のきけない研究所の掃除婦です。

もう40代で若くはないし、目立たない地味な女性なのですが、身だしなみにはいつも気をつけていて、靴も毎朝きれいに磨くなど、女子力がとて高くて、自分が「女」であることをいつも意識している方です。

そんな彼女が、映画が進んで行くにつれて、その内面の美しさが彼女を包み込むように、どんどん美しく魅力的になっていくのです。

そう、シンデレラがどんどんきれいになっていくような感じです。

半魚人が彼女に惹かれていくのと同時に、映画を見ている人も私たちもその可憐さに魅了させられていきました。

とにかく物静かでおしとやかなのがとても新鮮でした。

もしかすると、日本人の女性のおしとやかさって、アメリカ人から見たら、このイライザのような感じなのかもしれないな…とふと思いました。

この映画の生みの親である、ギレルモ・デル・トロ監督は、最初からサリー・ホーキンスをイメージして物語を作ったと言っています。

映画の中で、サリー・ホーキンスが洋服を全て脱ぎ捨てて、生まれたままの姿なるシーンが何度かあったのですが、彼女がまるで少女のようで、体つきが女っぽくなさすぎないのが、とても純粋で可愛かった。

この役は、顔も可愛すぎたり、また体系が女っぽいグラマラスなタイプの人はもちろん、太りすぎて贅肉がたっぷりあるタイプの人でも絶対にイメージにあわないなと思いました。

かっこ良すぎる半魚人・ダグ・ジョーンズ

主人公のイライザが惹かれる、この映画の主役の半魚人がとっても素敵!なのです。

顔の周りにはエラやヒレもついているし、鱗もある、本当に半魚人なのですが、長身で全体的なスタイルがとてもすっきりしていて、うっすらと筋肉のついた姿がとても男らしくてカッコイイのです。

そのかっこよさに反して、目だけは丸くてキョロキョロしているのも愛嬌があって可愛いので、そのギャップにもキュンとさせられます。

半魚人は、言葉にならないような声を時々出すのですが、この半魚人の声を出しているのは、監督のギレルモ・デル・トロご自身だとのこと。 結構いい感じの声でした。

また、この半魚人、カッコイイだけじゃなくて、知能がとても高く、イライザが手話で言った事もちゃんと理解できるのです。

それに加えて「傷を癒やす事ができる」というすごい力があるのです!

この半魚人を演じているのが、身長が192cm のダグ・ジョーンズ。その長身を生かし、これまでも人間以外の怪物役を色々こなしてきた方です。

この半魚人のコスチュームを着用し準備する為に、毎回3時間もかかったそうです。

イライザの職場の同僚役のオクタビア・スペンサー

イライザの友人で同僚の、ユーモア―たっぷりで、歯に衣着せない物言いをするキップのいい黒人女性を演じているのが、オクタビア・スペンサー。

最近では、アカデミー賞にもノミネートされていた「ドリーム(Hidden Figure)」にも出演していましたが、可愛くてチャーミングで、本当に素敵な女優さんです。

明るさと暖かさに満ち溢れた存在感で、彼女が出て来るだけで映画がすきっと締まるような感じがします。

今、私のお気に入りの黒人女優の一人です!

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見事な悪役・マイケル・シャノン

半魚人を拷問する、この映画の悪役がマイケル・シャノン。 背が高くて、高圧的で、賄賂を受け取る刑事役などが似合いそうなタイプの俳優です。

この人、とにかくサディスティックで、いつも黒い電気線の入った棍棒を持っていて、自分に反抗する人にはためらうことなくそれを使って痛めつけるような、本当に嫌なタイプの男です。

トイレに入った後も手を洗わないのです(驚愕!!!!)。

手を洗わなかった手で、トイレの中で、緑色の箱に入った固い緑色のドロップを食べるのです。

汚すぎる….。

サディスティックな人柄ももちろん嫌だけど、こういう不潔な人が、女性にとって1番嫌なタイプだって事、この本人はきっと気がついていなさそうですね(苦笑)。

ちなみに、緑色のドロップがライム味だった事が映画の後半でわかりました。

男性がタバコを吸うのと同じような感じで、このキャンディーをいつもポケットの中に入れて持ち歩いていて、人と話しをする時でも、ガリガリと大きな音を立てて食べたりする品のない人です。

「自分はキャラメルとかそういう高価なものじゃなくて、この安いドロップが1番好きなんだ」と言っていました。

物語には直接関係するとは思えないエピソードなのですが、何故かこの緑色のドロップがすごく気になりました。

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」で 緑色が象徴的に出てくる意味とは?

実は、この映画「シェイプ・オブ・ウォーター」の中には、この緑色のドロップ以外にも、緑色のパイ(キーライムパイ)や、緑色のジェロ(ゼリー)など、緑色のお菓子の他、研究所の中の色も緑色、主人公イライザの洋服も緑色等、緑が象徴的に登場するのが印象的です。

何故、緑色が象徴的に使われているのだろう?と、自分なりに考えてみました。

もしかすると、この映画の水の色の緑色に合わせて、その色に合わせた緑色を全体的に使って、映画のトーンを統一しているのだろうか? だから、この映画がとても魅惑的でとても美しいのか…と思ったりしました。

映画を、緑色に注目して見てみると、何かおもしろい発見ができるかもしれません。

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」の評価

いろいろ情報あいうえお 【映画の評価基準】について

「半魚人と人間の恋」には全く興味のない人でも、是非騙されたと思って見に行って欲しい映画です。

こういう映画って、下手したら、完全にB級の映画になってしまうような所を、涙なしでは見れないような素晴らしい名作に仕上げたのは、やはりギレルモ・デル・トロ監督の熱い思いがこの映画の中にすべて詰まっているからなんでしょうね。

この映画の魅力を満喫するためにも、是非映画館の大スクリーンで見て欲しいと思います。

ということで…私の評価は A です。


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