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遠藤周作の「沈黙-サイレンス」、日本では 2017年1月21日に公開ですが、海外での反応はどうなのか? とか、結構話題になっていますよね。

私が日本で公開前に、いち早くアメリカで見てきた様子を、あらすじや感想を交えながらお伝えしますね。

映画「沈黙-サイレンス」海外での評判は?

日本ではかなり話題になっている「沈黙-サイレンス」ですが、アメリカでは公開される映画館はかなり限定されて少数のみです。

実は、アメリカでは、昔の日本のように、映画の切符を買えば好きな席に座る事ができます。

映画がスタートする15分前位に会場に入ったのですが、会場の90%以上が空席状態。 比較的後方で真ん中の、一番見やすい場所に座りました。

観客のほとんどは、年配の70歳以上と思われる方が中心で、若い人はほとんどいない状況です。

たぶん、年配の観客は、おそらく、みんなクリスチャンの方々なんでしょうね。

これ以上、席は埋まっていくとは思えないのが正直な所。 若者に向けそうな内容ではないので、仕方ないのかもしれませんが、やはりちょっと残念です。

コマーシャルや、映画の予告が15分位あって、本編はスタートしました。

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映画「沈黙-サイレンス」のあらすじ

ネタバレがありますので、ご注意下さい。


映画は、虫の鳴き声で幕を開けました。

別府か雲仙でしょうか? 熱いお湯が湧き出る温泉で、多くの人々が十字架にかけられています。 温泉の熱湯を穴がいくつも開いた柄杓ですくい、十字架の上の人にかけるという仕打ちをしている政府の人間。 その人々を心配そうに見つめている イエズス会のフェレイラ教父(リーアム・ニーソン)。

舞台は変わって、ポルトガルのイエズス会の教会の中。その中で、 イエズス会のトップのヴァリニャーノ院長と、まだ若い ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)が真剣な眼差しで話をしています。

そこで、日本で20年間の布教活動をしていたイエズス会のフェレイラ教父が、日本でキリスト教を捨てたというニュースを聞いて大きなショックを受ける、ロドリゴとガルペ。 実は二人はフェレイラ教父の教え子でした。二人は、日本へフェレイラ教父を探しに行く事を決意します。

黒い正装を来たイエズス会のエリートクリスチャンの二人が、広い教会の中で、イエズス会のトップのヴァリニャーノ院長と話をするこのシーン、まだ初々しい希望に燃える二人のクリスチャンの二人は、これから自分達がどんな大変な目にあう事になるのか、まだ知らないまま、ただ正義に燃え、自分達が日本でどうにかしなければならないという信念に立っているのですが、その二人の様子が、今思い出すだけで不憫に思えてきます。


その当時の日本(1640年頃)は、江戸幕府がキリスト教を禁止し、隠れキリシタンたちを厳しく弾圧しているご時世でした。

ロドリゴとガルペも、そういう危険を承知の上で、マカオを経由して日本に渡ります。

マカオで、日本の長崎出身だという乞食のような男性・キチジロー(窪塚洋介)に会い、彼と一緒にボロボロの船で日本へ行く事になります。



長崎の海岸近辺に到着した3人は、船から海の中に飛び込み、こっそりと日本に入り込んで行きました。

海岸近くの洞穴の中で、ロドリゴとガルペは、日本人の隠れキリシタンたちと遭遇し、そのまま彼等に匿われて、山の中の道をたどり、ちいさな掘っ建て小屋までたどり着くと、そこから絶対に動かないようにと厳しく言われるのです。

そして….

続いて、映画「沈黙-サイレンス」の感想をお伝えします。

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